肌の漂白剤!ハイドロキノンで黒ずみケア
わき・ひざ・ひじなど、黒ずみが気になってしまう部位はいくつかあります。
黒ずみができてしまう原因は、衣服の擦れによる摩擦や制汗剤の使いすぎなど、人によってさまざまです。
どのような原因でできた黒ずみにしろ、皮膚にメラニン色素が沈着してしまっていることに違いはありません。
黒ずみを解消するために、肌の漂白剤と言われている「ハイドロキノン」を使ってみましょう。
ハイドロキノンとは、メラニンの生成を抑え、メラニン色素を生成するメラノサイトと呼ばれる細胞を減らしていける成分です。
医療機関では、シミやそばかすの治療に用いられることが多く、黒ずみに効果を発揮することがわかります。
ビタミンCやプラセンタも美白に効果があると言われていますが、ハイドロキノンはそれらの成分の10倍〜100倍もの美白効果があります。
ビタミンCやプラセンタで対応しきれなくなってしまった黒ずみは、ハイドロキノンで解消していくと良いかもしれません。
ただし、ハイドロキノンを使用する部位や使い方によっては、逆に黒ずみが酷くなってしまうこともあります。
ハイドロキノンで黒ずみのケアをする場合には、正しい使い方をしっかりと確認しておきましょう。
シミ以外でも効果がある?
ハイドロキノンは、黒ずみの原因となるメラニンの生成を抑えていける成分です。
そのため、シミ以外にもそばかすや黒ずみに効果を発揮します。
皮膚の黒くなっている部分は、何らかの原因でメラニン色素が沈着してしまってできているものです。
ハイドロキノンでメラニンの生成を抑えることができれば、少しずつ黒くなっている部分を美白に導いていけるでしょう。
しかし、ハイドロキノンは美白効果が高いだけあって、肌への刺激も強いです。
ハイドロキノンについてあまりよく知らない初心者が使うと、肌が炎症を起こしたり、逆に黒ずみが悪化してしまうことがあります。
美白ケアが原因で病院に通うことになってしまっては大変なので、ハイドロキノンを使い始めたいと考えている人は、医療機関で相談してみたほうが良いかもしれません。
また、ハイドロキノン以外にも、手軽に美白を目指していける美白クリームは沢山販売されています。
デリケートなわきや陰部専用のクリームもあるので、黒ずみをケアしたい部位に合わせてぴったりの商品を見つけてみましょう。
自宅にあるもので手軽に黒ずみを解消したいと思っている人には、安全に黒ずみケアができる重曹などもおすすめです。
副作用と注意点
美白効果が高いハイドロキノンですが、その分肌への刺激も強いので、使用するときには注意しておきたい点がいくつかあります。
まず、デリケートな部位に使用すると炎症を起こしてしまう可能性があります。
わきやデリケートゾーンの黒ずみが気になっている人は多いと思いますが、これらの部位はとてもデリケートです。
そのため、刺激が強いハイドロキノンを使用することで、酷い炎症を引き起こしてしまうことがあります。
黒ずみが特に気になる部位ではあるかと思いますが、肌が弱い人はハイドロキノンの使用を控えたほうが良いかもしれません。
また、ハイドロキノンはメラニン色素を生成する細胞を減少させていく働きがあります。
程よく肌が白くなれば良いのですが、人によってはハイドロキノンを使用した部分だけが異常に白くなってしまうかもしれません。
この症状を「白斑」と言い、現在の医療では治すことが難しいと言われています。
メラニンが生成されなくなって白斑ができてしまう可能性があるので、ハイドロキノンを使用するときには気を付けていきましょう。
最後に、ハイドロキノンを使用するときには、あまり紫外線に当たらないように気を付けてください。
メラニン色素は沈着すると肌が黒くなってしまって厄介なものですが、普段は紫外線から肌を守る役割があります。
ハイドロキノンでメラニンが生成されなくなってしまうと、肌が無防備な状態になり、紫外線に当たることで肌荒れを起こす恐れがあります。